判断基準

苦手なタイプの人ってあんまりいない、と、言いたいところだけど、実はけっこういたりして。

生活クラブで5年くらい委員をしていたので、たくさんの組合員さんとお話する機会があったのはいいのだけど、中には真顔で、「委員をしなくてもいいよ、と言ってくれれば、もっと加入してくれる人が増えるのに!!」と、言われることがある。

委員をする機会が巡ってくるかもしれない、という可能性があることが、そんな大問題か???と、思う。それよりも世の中、困った問題が山づみではないか?子供の貧困、高齢化、なかなか回復しない景気のこと、いじめや不登校原発の将来、憲法改正増税…あげればキリがない。

それにひきかえ、生活クラブの委員が回ってくるかも!とかいう問題はあまりにも瑣末なこととしか思えない。まさか、そんな瑣末なことを理由に、加入をマジでためらっている人がこの世に存在すること自体が不思議だ。

 

生活クラブに加入をするかしないか、判断する基準はもちろん個人の自由ではあるが、できれば、委員のことではなく、食についての考え方を判断基準にしてほしい。委員の問題などを判断基準にすること自体が本末転倒である。

 

しかし彼らは真剣に主張する。委員が回ってくることが、この世で1番の不幸であるかのように。

いやなら断ればよいではないか。それだけのことである。できれば、少しウイットに富んだ断り方をしてくれるとなお良い。たとえば、「私は著しく協調性がなく、人格も破綻しかけているので」とか、「私は出会う人すべてを不幸に陥れるタイプなので」など(笑)

 

そして私たちは寛容の心を忘れないことだ。つまり、断った人を決して非難してはいけない。彼らは精神的、時間的にゆとりがなく、食の問題などへの興味もなく、さらには社会的な協調性もないのだから。また、新しい人や物事との出会いや経験を自ら拒絶してしまっている、むしろ寂しそうな人々だ。

 

常に未知の世界へ好奇心をもって臨みたいと思う。まあ、心にゆとりがあれば、の話。

別府の話

別府では2005年に発足した、beppu project と言うアートNPOがあるんです。(去年知ったんですけどね)

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http://www.beppuproject.com/

昨年参加したイベントは、「混浴温泉世界」のアートゲートクルーズ

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みんなでお風呂に入る!というイベントじゃなくて(笑)ボランティアの若い女のコがおよそ10名ほどの参加者を、別府の薄汚い飲み屋街の路地裏から路地裏へとガイドしてくれて、今は使われていない古い映画館や公会所みたいなところに展示されたアート作品を見る、というワクワクするイベントでした。

そして今年も、参加してきました

別府の町の至るところでアートの展示や、参加や体験のできるワークショップなどさまざま…

私が行ったのはまず別府駅の高架下

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それから、坂本長平商店という古いお味噌屋さんを会場にした、ヨシマツチグサちゃん(かわいい!)の1人グループ展。味噌を題材にしたおもしろい作品たち。

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夜は浜脇の長屋という、アート作品に宿泊しました!

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右側が食事をしたりトイレや洗面所があるところ。左が寝るところ。

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この、ガラスの床に自分でお布団を敷いて、寝ました。夜は青い光は消灯。

長屋なのですぐ隣の家からTVの音がダダ漏れだったりして、普通のホテルでは味わえない異空間体験でした。