近江八幡に行ってきたよ
4月の下旬に近江八幡に行きました。
目的はふたつ。
まず一つ目は、舟遊び。
昔から琵琶湖からの水路で水運が発達、近江商人が生まれたという、
その水路が今も残っていて、舟遊びができるのです。
特に予約も入れずに、船着き場へ行くと、申し込みをしてから、30分ほどで、
名前を呼ばれます。定員は8名ほど。船頭さんは一人。
船頭さんのたくみなオールさばきと楽しい解説でおよそ1時間ほど、
ゆったりと水路の船旅を楽しめました。
とても驚いたのは、船から見える景色に、ほとんど車やビルなどの建物が
見えないということです。見えるのはひたすら、芦などの水辺の草たち。
そして、のどかなウシガエルやヨシキリたちの声。
時折同じような舟とすれ違う以外は、静まり返った水路の景色と、船頭さんの声のみ。
めちゃくちゃのどかです。
残念ながら桜は終わっていましたが、暑くもなく寒くもない、快適な天候で、
最高の舟遊びとなりました。
ほかにも近江八幡は町中に水路や川があって、そのそばにはところどころおしゃれな
お店やカフェなどがあり、水路沿いの散策もとても気持ちよかったです。
昔、近江商人たちで栄えたという街並みは雰囲気はすてきではあるものの、かなり
老朽化がすすんでいる感じがしました。そして、その街並みの中に、二つ目の目的地、
ボーダレス・アートミュージアム NO-MAがありました。
ここはその名の通り、障害者や健常者などあらゆるボーダーを超えて作品を取り上げていこうとする試みをしているミュージアムです。(昔偶然手にした、フライヤーで知りました)
今回は、GIRLS毎日を絵にした少女たち、という展示をしていました。
(まさに私向きww)
どんなGIRLSかというと、3人とも歳を重ねてから絵を描き始めた、という人たち。
その絵はとても素朴で、まるで夏休みの絵日記のようだったりもします。
大正生まれの彼女たちがこんなに自由に絵を描いていたなんて!!
私も常識にとらわれずに自由に描きたいなと、改めて思いました。
さて、目的を果たしたついでに、近江八幡といえば、お菓子のたねやさんが有名ですので、ユニークな建物で人気のラコリーナに行ってみました。
が、静かな近江八幡のはずが、ここだけは別世界のように、大勢の人でにぎわっていて、ソフトクリームを食べるのに30分待ち、と聞いて、にげるように退散してきました。
同じ湖沿いの町とは言え、閉鎖的な地形の諏訪と違って、京都や大阪などの大都市も近く、広大な琵琶湖とあいまって、ゆるゆる、ゆったりとした雰囲気の近江八幡でした。